本記事では、「論理的思考力を真に身に付けることができた」と言えるための唯一の方法について述べていきます。
世の中には論理的思考力を鍛える方法が沢山書かれています。
確かに就活で使えるレベルのロジカルシンキングは書籍等によって身につくでしょう。
ただ、やはり真にロジカルシンキングを身に付けている人とそうで無い人には大きな差がありますし、実際表面的な論理的思考力は見抜かれてしまいます。
なので、今回はそんな論理的思考力を身につけるための唯一であると僕が思う方法について述べていきたいと思います。
論理的思考力を身につけるただ1つの方法とは?
最初に結論を言います。
「常に思考をやめないこと」
これに尽きると思います。
「なんだよ、そんなことかよ、当たり前だろ」
「思考ぐらいいつだってしてるよ」
こう思った人もいると思います。
ただ、果たして本当にそうでしょうか?
常に考えることを辞めず、あらゆる事象に対して深く考えているでしょうか?
例を挙げます。
僕の友人に
「道路の溝を自動で識別し、どこを補正・修理すべきかを判断するアプリ」を開発した人がいます。
みなさんの中に果たしてどれほど道路の溝に注目したことのある人がいたでしょうか?
彼は常日頃からビジネスチャンスを考えていて、その中で道路の溝に着目したのです。
彼の思考としては、「何かビジネスチャンスは無いだろうか?」→「道路の溝や傷を修理している人たちをよく見かけるがそもそも直すべき道路の溝はどのように調査しているのだろうか?」→「建築業界は昔ながらの風習も多いからすべて目視で確認して作業を行っているのではないだろうか?」→「だとすればそれには相当の工数がかかるだろうし、自動で識別できるようにした方が効率的ではないだろうか?」
このように考えた上で、実際にヒアリング調査等を行い、彼の想定通りだという事が分かったうえでアプリ化に踏み切ったのです。
このように実際ビジネスチャンスを見つけて起業に踏み切る人は少ないかもしれませんし特殊な例に思えるかもしれませんが、私が伝えたかったこととしてはここまで考えて考え抜いた先に論理的思考力を得ることが出来るという事です。そして、常日頃から本当に考え抜いているかどうか自分に問いかけてほしいです。
論理的思考力が無いと悩む人はまずここまで考え抜いて欲しいのです。論理的思考力を身に付けるための本が世には溢れており、あたかも論理的思考力が付くかのように思えますが、実際は表面上の知識を得るだけで本質的な力を得たとは言い難い状況です。
論理的思考力を身に付けるには日々の心がけが重要である
上記にも書きましたが、もう少し分かりやすい例で論理的思考力を身に付ける方法について書いていきます。
日々の自分の行動を例に取ってみましょう。
毎日満員電車で通学している社会人がいるとします。
とくに考えなければ、いつも見ている光景だし何の違和感も感じないと思います。
しかし、「なぜ、彼は満員の通勤電車で通勤しているのだろうか?」と、自分の中で問いかけてみます。
答えは、様々ありますが、まぁ簡単に「社会人で会社に行かなければならないから」とします。
すると、ここからも様々な質問が出てきます。
「そもそも社会人はなぜ毎日同じオフィスに行かねばならないのだろうか?リモートワークではダメなのだろうか?」
「なぜタクシーで快適に通勤せず、電車を使うのか?」
「なぜ、電車の時間帯をずらして満員電車を避けず、このピーク時に乗っているのだろうか?」
まだまだ沢山あると思いますが、次に2つ目の質問を採用するとします。
すると、また様々な回答が予想されますが
例えば、
「タクシーの方が高いから」
「タクシーに乗れるほどの余裕がないから」
「電車に乗ることが習慣化されているから」
「電車の方が早いから」
「電車に乗ることが好きだから」
様々考えられますね。
そして、これもまた例えば
「ではなぜ、タクシーに乗れるほどの余裕がないのか?」
と言う、なぜの質問が思い浮かびますし、それに対する回答も何通りも思い浮かびます。
勿論これは想像でしかないので、正解はこの中には存在していないかもしれません。
しかし、一つ言えることは
「物事は繋がっている」
と言うことです。
これを意識して生きていくことが論理的思考力を身につける方法だと僕は思います。
この例一つ取っても、日々の心掛けがいかに大切で、その心がけを実は皆がしていないという事が分かると思います。
まとめ
いかがでしょうか?
はじめは日々の心掛けが重要であると聞いた時、そんなことは分かっている、そんなことを聞きたいわけではないと感じた方も少しは納得できたのではないでしょうか?
常に世界は疑問で溢れています。人によって疑問に感じるか否かは変わってきてしまうと思いますが、ある事象に疑問を投げかけることが出来るかどうかは自分自身の心掛け次第で変わってきます。
そして、真の論理的思考力を身に付けるためには常に思考する、そしてそのために自分の意識づけを変えることが重要なのです。
この文章を読んで意識が変わる人が多く現れることを願っています。
さて、次回は少し趣向を変えて新年を迎えたという事で、2020年の目標と目標の立て方について書いていきます。